葉巻のシェイプ

葉巻には驚く程豊富なシェイプとサイズがあります。同じ葉を使って作られているひとつのブランドの中でも、シェイプ名によって分けられた複数の葉巻がラインナップされています。それぞれのシェイプ、それぞれのサイズに、それぞれの必然性があるわけですが、このように多種になった理由は2つあります。まずは、喫煙にかけられる時間による分類。スモカーは葉巻にかけられる時間を考えて、調度良いその時の1本を選びます。これは、経験からよくわかりますね。2つめは、ブレンドによる分類があげられます。複雑なフレーバーをあわせ持つマイルドからミディアムボディブレンドの葉巻は、どうしても大きなシェイプ叉はサイズを必要とします。反対に、フルボディブレンドの葉巻は、小さく細めの形でもその特性を生かすことができます。要するに、ブレンドにおいて複雑になればなる程、葉巻は太く大きくなると言えます。

例えばコロナサイズという表現があります。葉巻をあらわすシェイプとサイズがひとつの言葉になっています。コロナというシェイプに具体的に何cmというサイズのきまりはなく、非常に曖昧な表現です。各ブランドには、その葉巻の持つボディストレンス、すなわちブレンドによる必然性から、ブランドごとのコロナサイズが存在します。コロナサイズの大きさに固定したイメージを持ってしまうと、違うブランドのコロナサイズに出会った時、おかしなことになってしまいます。ですから、シェイプとサイズはあくまでも別に考えるべきです。同じコロナでもそのサイズの違いから、葉巻の個性が感じられます。なぜこのサイズにしたのか想像したりするのも、趣きある楽しみです。

Parejos & Figuradosについて

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ヘッドからフットまで均一な太さを持つ
Parejos シェイプ

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と、均一でない
Figurados シェイプ

それでは、葉巻のさまざまなシェイプを見てみましょう。 葉巻は、形からみて、ヘッドからフットまで均一な太さを持つ「Parejos」と、均一でない「Figurados」というおおまかな2つのカテゴリーに分けることができます。作りやすく梱包も容易な特性を持つ「Parejos」タイプの代表的な葉巻は、コロナ、パネテラス、ロングスデールなどがあげられます。現在の市場においては、「Parejos」タイプの葉巻が主流ですが、1920年代の葉巻の黄金時代では、「Figurados」タイプが主流でした。つまり、葉巻のシェイプにも流行があるのです。最近、「Figurados」タイプの葉巻が再び注目をあびています。各種ブランドのラインナップにもこのタイプが加わってきています。 「Figurados」タイプの代表的葉巻トルピード、ピラミッドについては、こんどのコラムでお話します。

Posted: April 2nd, 2000   |   Category: 葉巻の知識