何年か前、先代の義理の父が死んで、彼は日本における酒ビジネスという難しい 仕事を引き継いだ。彼は主人としてこの店を切り盛りしているのである。 『升等』酒店はワインとCigarの品ぞろえが豊富だ。何しろスチュワートはそれ らのえり抜きのエキスパートなのだから。店内にはあらゆるお酒が並んでいる。 まさに「升藤インターナショナル・リカー」である。ワイン・セラーはも ちろん、日本の地酒もこの店では選べる。それらは優に5000本は越えるだろう。 「シャトー・ラファイエット・ロスチャイルド」「シャトー・モートン・ロスチ ャイルド」それに「ロマネ・コンティ・モノポール」。またイタリアワイン「ガ ジャ」、アメリカからは「カサ・バッセ」「ルーチェ」「オーパス・ワン」そし て「モンダヴィ」。それらのワインは厳選されているのは言うまでもない。
スチュワートは先代からの知識、専門的技術を受け継ぎ、その鑑識眼は確かなも
のがある。さらに彼は低価格で良質のワインおよびCigarを多くの人に供給しよ
うとしている。ワインを、その流通過程でいかに上手に買うか彼は十分に心得て
いる。たとえば、680円で良質のフランスワイン『メルロー』を提供しようとし
ているのだ。Cigarについてもその姿勢は同じ。15000円で、シンプルな出来のよ
いヒュミドールさえここで手に入れることができる。酒好き、Cigar好きにとって『升藤』のような場所は他にない。「升藤インターナショナル・リカー」をもっと知りたい方はぜひ www.masutoh.com |
東京で外国人オーナーが経営する酒店はたいへんめずらしい。新宿区のちょうど
真ん中にある酒店『升藤』。ここにカナダ生まれのスチュワート・ アブレット
氏がいる。彼は背が高く、短い髪にあご髭をはやす。その恰幅のよさスタイルは
Cigarがとてもよく似合うのだ。いかにも外国人といった風貌だが、日本人のよ
うに愛想がよく、腰が低く、お客が来店すると威勢よく「イラッシャイマセ」と
いって迎える。彼のあやつる流暢な日本語は、彼が外国生まれということを忘れ
させる。