Cohiba Behike Line (コイーバ ビハイク) のファーストインプレッション

Cohiba Behike Line (コイーバ ビハイク)コイーバ ビハイク ライン。レギュラーラインナップとしてかつてない高価な葉巻であることによって、葉巻スノッブたちの究極の関心事となっている。この希少な葉巻は、排他的な要素をにじみだしているにもかかわらず、Habanos SAは通常のリリーステンポを棚上げして、ハバノスフェスティバルで紹介後僅か数週間後に世界市場へのリリースを始めた。まるで今年のHabanos SAは他にすることがないかのような有様だが、リリースされた本数が非常に少ないため、手に入るまでに時間がかかった。

コイーバ ビハイク ラインには三つのvitolaがある:Cohiba Behike BHK 56 (リングゲージ 56、166 mm、Double Roblustos)、Cohiba Behike BHK 54 (リングゲージ 54、144 mm、Robustos Extra)、Cohiba Behike BHK 52 (リングゲージ 52、112 mm、Petit Robustos)。三種類とも見た目は、とにかく”fat”である。特にBHK 56 (56 リングゲージ)は、私が葉巻に持つ、つりあいのとれたフォルムのイメージからは相当はずれている。ビハイク ラインのために新しくデザインされたバンドは、葉巻の太めの状態をさらに強調し、どっしりした姿にしてしまっている。

Cohiba Behike Line (コイーバ ビハイク バンド)バンドには2つのセキュリティホログラムが付き、なにか最新式の紙幣のデザインを思わせ、葉巻に火をつけると本当に大金を燃やしているようである。
しかし、シェープのバランスとバンドはともかくとして、ビハイクは美しくオイリーで、均等に色づいたラッパーを纏っている
手元にあったビハイクのすべては、吸い込みに満足できる状態であったが、しばしば太めの葉巻で見かけるむらのある燃え方が残念であった。固体の灰は、マーケティングポイントの1つであるボディーの強さから、かなり暗色の灰を予想していたが、存外、中程度のクレイ色であった。

ビハイクのフレーバプロフィールは、すべての良いコイーバ葉巻が持つ伝統を受け継いでいる。コショウが利いていて、スパイシー、木とココアニュアンスもあちらこちらに現れている味である。驚いたことにビハイクはかなりミディアムのボディーの強さで始まり、徐々に強さを拾い上げてゆき、最後の3/1でやっと私がフルボディと呼べるレベルまでたどり着いてきた。そして正直に言えば、あの神秘的な「メディオ・ティエンポ」葉のテイストがいつどこで表れたのかは分からなかった。「メディオ・ティエンポ」を使っていない太めのSiglo Line葉巻のフレーバプロフィールとほぼ同様の感じを受けた。ビハイクはエイジングの可能性がかなり高い葉巻であることを確信しているので、時間が経てばフィラーの「メディオ・ティエンポ」はブレンドにおいてより優位な役割を果たす可能性は十分にある。今は「メディオ・ティエンポ」葉について考え過ぎるのはやめて、後日のお楽しみとする。Cohiba Behike Line (コイーバ ビハイク)
三つのvitolaの間では、取り立てて言う程の味の違いは識別し難く、どのvitolaが好みに一番合うかについても言い難いが、目立ちがりやの葉巻だからBHK 56のvitolaをビハイク ラインのリーダーとしよう。(ブレンド的な意見のみだったらBHK 52が一押しである。)

数本を試しに吸ってみて満足な気持ちである。しかし、大急ぎでビハイクを仕入れる気持ちにはならない。個人的な価格/満足の比率は、ビハイクのような排他性であふれている葉巻とは相容れないからである。しかし、あらかじめそれを知っていながら私はビハイクを手に入れた。Habanos SAのマーケティングシナリオは、私にも有効であった。
結論:ビハイクはとてもいい葉巻だが、高価過ぎる。

Posted: June 18th, 2010   |   Category: Featured