Cohiba Lanceros (コイーバ ランセロス)

news592かつてフィデル・カストロの名とシガーという言葉がほとんど同義語だった良き時代があった。「エル コマンダンテ」は特にコイーバのランセロスvitolaを好んだ。まるで「エル コマンダンテ」自身のようにトールでスレンダーなvitolaは、40年以上に及ぶランセロスの歴史において、コイーバにおけるブランドイメージを支配した。

しかし、近年のランセロスは、まるで「エル コマンダンテ」の分身のごとく、コーイバブランドの主役から降りた。192 mm、38 リングゲージのvitolaはいまや主流ではなく、加えて、頻繁に起こる吸い込みのトラブルとフレーバーの一貫性欠如がランセロスの評価を下げたのである。一昨日El Laguito工場において、ハバノスフェスティバルの公式イベントとは別枠のイベントが開かれた。シガー愛好家であるAlex Iapichino氏が複数の葉巻愛好家と葉巻企業のキーパーソンと共に、コイーバ ランセロスの消息を求め、1997年と2007年のコイーバ ランセロスのテイスティングを行ったのである。思惑と大きく異なり、1997年のランセロスにおいては、ほぼ半数のテイスターが最良とは言えないと判断した。

おそらくコイーバ ランセロスのイメージはいまだ流動し続けているのだろう。舌を刺すようなメタリックな後味がなく、この細長いvitolaに似合う強いligero風味のブレンドをいつかHabanos SAは取り戻すことが出来るだろうか。その時には、ぜひ記念のコイーバ ランセロスを作ってほしい。そして、そこには「エル コマンダンテ」 カストロがいることを切望する。

Posted: February 29th, 2008   |   Category: キューバの葉巻