フェイク ハバナ葉巻

fakecigars1“Mister!, Mister! You like Cuban cigar? Cohiba, very cheap!” と大騒ぎしているちょっとあやし気なお兄さんがハバナ市の通りにはたくさん出没する。日本人観光客の増加にしたがって、「コイーバハマキ!ヤスイ!ヤスイ!」と日本語の売り口上を覚えてしまっているキューバのお兄さんもいるくらいだ。

ゴールデンウィークの間にカリブ海、特にキューバにいく日本人観光客の数がこの数年かなり増え、カリブ海の素晴らしい景色やラテン音楽などを楽しんだ後に土産に葉巻を選ぶ人が多い。せっかくシガーの本場にいるのだから、その上、日本より安いに決まっているのだから葉巻に全く興味のない人でも葉巻を買って帰ろうという気持ちになるのはよくわかる。しかし、安いだけではない。とても偽物が多いことを忘れてはいけない。

シガーの本場といっても、本物のハバナシガーはキューバでもけっして安くはない。公的なHabanosショップで 販売されている名ブランドを箱買いしようと思ったら、かなり高価な土産品になることを肝に命じるべきだ。25 -50 US$で売られているコイーバの25本入箱はキューバであろうと存在しない。路上で販売されている葉巻はすべて偽物と考えるべきである。観光客を騙すためだけに作られた安易な葉巻は、運が良ければ、本物のたばこの葉で作られたものもあるが、運の悪い場合フィラーにたばこの葉ではなく雑草やバナナの葉などを使って巻かれたものも多い。もちろん、葉巻蘊蓄家にとっては望んでも手に入れることができないノーブランドのホームメード葉巻を探したり、冗談としか思えない愉快な葉巻を見つける宝物探しともいえる楽しみはある。しかし、あえてフェイクを楽しむためには、それなりの知識や経験が必要で、一般的な観光客には難しすぎる。

そこでCigarJapan.comはもっとも一般的な偽物のPicture Gallery作ってみた。

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悪名高いコイーバのエスプレンディドス25本入「Glass-top」箱。もちろん偽物。キューバの葉巻生産のすべてを管理しているHabanos S.A.において、「Glass-top」箱に詰められたコイーバ葉巻は公式に存在していない。キューバたけでなく、ドミニカ共和国やメキシコにもよく現われる偽物。

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最近見かけるコイーバboxの偽物。寄木細工を思わせる美術性の高い一品で、Habanosのシールは定位置につき、封印のシールも凛々しく登場したが、偽物には変わりない。ローカルな味わいをだし特別な限定商品のような体裁で、本物を微妙に真似た偽物より始末に悪いかもしれない。本場だからこそ手に入ると観光客に思わせてしまえば、フェイカーの勝ち。フェイクの世界は高度なゲームになってきている。

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なんとなくコイーバのバンドによく似たfakeのバンド。三本とも偽物。カリブ海のそこら中のシガーショップで出会うことができる。本物のコイーババンドのデザインを覚えることが騙されないポイント。

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コイーバのセロハン入りは公式に存在していない。

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当然、偽物を作る輩は、名ブランド品を狙う。あのMontecristo No. 2 の「Glass-top」箱もあるくらいだ。それほど知られていないブランドの偽物はあまり見当たらない。

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フェイク葉巻の中でも最も愚かしい一品。キューバで作られたDavidoff。キューバ産のDavidoff葉巻は10年以上前に生産を中止されている。純粋のキューバのDavidoffは時々オークションに出て非常に高価格で取引される。ハバナ市の路上に現われることは有り得ない。

Posted: April 1st, 2001   |   Category: 葉巻の知識