La Flor de Cano Short Robusto ER 2010 (ラ フロール デ カノ ショート ロブスト ER 2010) のファーストインプレッション

La Flor de Cano Short Robusto ER 2010 (ラ フロール デ カノ ショート ロブスト ER 2010)ラ フロール デ カノ ショート ロブスト ER 2010は、2010年に英国の市場に登場する予定だった葉巻である。実際にこの葉巻が英国のたばこ屋の棚に置かれたのは2011年中頃となった。

名前が意味するように、短く太い葉巻 (リングゲージ 50、長さ 103 mm)である。あまりにも短いので、バンドを二枚結ぶには無理がある。バンドが葉巻本体の50パーセントをカバーする外見は、私の好みにはあわないから、まずは、両方のバンドを取り去る。バンドなしの姿は、 程よいコロラド色のラッパーに包まれている小さな太った葉巻で、実に魅力的である。

ショート ロブストのブレンドは、80年代に作られ製造中止後もキューバ葉巻愛好家たちの間で“語り種”となっている有名なLa Flor De Cano Short Churchillの再現であると言われている。私は、80年代の終わりごろにかなりの本数のショート チャーチルを吸っており、ウッディーと草の微妙なニュアンスを備えたバランスのとれた葉巻と記憶している。確かにその当時のキューバ葉巻の中でもユニークなブレンドであったが、まさか再販されるほどの価値のある葉巻とは思わなかった。

さて、La Flor de Cano Short Robusto ER 2010に火を付ける。この葉巻はうまく作られており、吸い込みもよい。まあ、短く太った葉巻を、作りで台無しにするのは、たとえキューバでさえ難しいはずである。火を付けてから最初の辺りでは、ショート チャーチルについての遠い記憶が呼び戻される。草とウッディが醸し出す低音は、小さな身体の中で互いに非常によく平衡を保っているが、ユニークなLa Flor de Canoの味がどこかに隠れ続けているため、その後のフレーバープロフィールでは草木の甘味が目立ち過ぎ、現在キューバで生産の軸となっている軽いボディの葉巻とそっくりという印象が際立ってしまう。終盤、ややタール味を拾い上げる辺りで、やっと祝福を施されたと感じた。

総じてラ フロール デ カノ ショート ロブスト ER 2010は、良い葉巻である。何か物足りなさを覚えるのは、過度な期待にあるのだろう。あまりにも持ち上げられてしまって苦しんでいるのはラ フロール デ カノ ショート ロブスト ER 2010自身かもしれない。

Posted: February 8th, 2012   |   Category: ファーストイインプレッション