ところで、「メディオ・ティエンポ」っていったい何?

メディオ・ティエムポつい先日ハバナ市で開催された XII Habanos Festivalで登場したCohiba Behike Lineの特徴が、フィラーに使用された”Medio Tiempo”と呼ばれるたばこ葉上部にある稀少な葉っぱにあることは、以前にも記した。太陽から最も多くの恵みを受けた”Medio Tiempo”は、良い味を保ちながらニコチン量をさらに高め、ブレンドにボディの強さを十分に与える役割をこなす。なるほど、成る程。

しかしこれにとても似ている話は、数年前から非ハバナシガーのCamacho 11/18にもある。基本的に葉巻作りに驚天動地の大発見はもうないだろうから、このマーケティング・スピンっぽい話からはひとまず離れるとしても、Habanos SA による”Medio Tiempo”は非常に稀少な葉であるというプレスリリースには首を傾げざるえない。健康であればどんな植物にも上部の葉はある。

葉巻職人とメディオ・ティエンポ今まで”Medio Tiempo”葉をどうしていたのかと疑問に思う愛煙家も少なくないはず。閑話休題、キューバのたばこ栽培にちょっとした知識のある人々の間では、これは秘密でもなんでもない。通常”Medio Tiempo”はキューバの国内市場用の葉巻に多く使われているのである。あまりにも強いニコチン量のため、ハバノシガーの輸出用トップブランドのラインナップのリゲロ葉としては、基本的に使われてないことになっている。これで輪が完全つながるというわけ。ペソシガーから最強級のCohiba Behikeまで、とどの詰まりキューバ庶民が好むテイストが決め手になった。ちょっといい話である。

もちろん、”Medio Tiempo”の中にも色々な品質があると考えられるので、Cohiba Behikeのブレンドには選びに選ばれた葉っぱが使用されているのは間違いない。
わたしもCohiba Behikeに対して俄然興味が膨らんできた。写真の職人の手にある葉がまさに話題の”Medio Tiempo”である。普通のリゲロ葉より固くてかなりの厚みがあるそうである。

Medio Tiempo photo credit: Michael Schneider

Posted: March 11th, 2010   |   Category: Featured