稀な葉巻 Partagas Coronas Grandes

news549珍しい葉巻の存在は、常にシガースモーカーの胸を騒がせる。しかし、稀な存在が必ずしも卓越した存在には成り得ないことはご承知の通り。そんな葉巻に最近出会った。ハバナシガーのバイブル、あの「白本」の316ページにある Partagas Coronas Grandes (6 1/2 x 42)は、著者のMin Ron Nee氏にして、見たこともない、と語っている葉巻である。あの膨大なコレクションを所持するNee氏が見たこともないvitola。この葉巻が極めて稀少であることはまず間違いない。そのPartagas Coronas Grandesがごく僅かではあるがついにヨーロッパ市場に姿を現した。生産年度が2000年物の可能性が高いボックスデート2001年。経験においては避けるべきハバナ葉巻生産年度である。しかし、ひとたび芽生えた好奇心に後押しされ手に入れたが、結果はおおかた予想していたイメージ通りであった。2000年生産によく見られる固い吸い込みの問題と平らすぎるフレーバプロフィール。5年以上寝かされたことが、ほとんど役に立っていないのが残念である。2002年あたり生産中止となり、このvitolaは消失した。やむを得ない選択であったであろう。それにしても極めて稀な葉巻であった。手にしてから火をつけるまでの数分間の高揚感は、何度経験してもいい。

Posted: June 29th, 2006   |   Category: 稀な葉巻