葉巻の敵、タバコシバンムシ

サマータイム。陽射しは日増しに強くなり、今年も夏がやってきました。葉巻は季節を選ばずいつだって美味しいけれど、個人的な好みで私は夏が一番だと思っています。気温の上がったとろりとした夏の午後、日よけの下でペーパーバック片手に味わう一本は、私にとって代えがたい格別な一服です。

しかし、この高い気温が葉巻にとっては最悪の敵でもあるのです。ほとんどの煙草虫は、この時期に発生します。葉巻を25℃以上の場所に長い間保管しておくと、煙草虫発生のリスクは非常に高くなります。常にエアコンディショナルによって管理されている場所に葉巻を置かれている場合は、もちろん心配はありませんが、そうでない場合は、ヒュミドールの置き場所を考え直す必要があるかもしれません。とにかく直射日光にあてないこと、その上気温が低い場所を探してください。残念ながら冷蔵庫はいけません。乾燥という別の強敵が、葉巻を乾かしてしまいます。

万が一煙草虫を発生させてしまったら、すぐに対処しないと葉巻すべてを駄目にしてしまうことになります。でも慌てないで!方法はあります。 さて、今回のコラムのお題、「煙草虫対策としての葉巻冷凍」についてご説明したいと思います。冷凍と聞いても驚かないでください。きちんとした方法をとれば、葉巻のテイストや見た目に影響はありません。

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煙草虫対策としての葉巻冷凍の方法

Step 1

煙草虫が発生した葉巻だけでなく、同じヒュミドールまたはシガーボックスに入れていた葉巻をすべて冷凍可能な密封できる袋(Ziplock bagのような)に入れる。

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Step 2

出来るだけ袋から空気を抜き真空状態にする。

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Step 3

袋ごと冷凍庫に入れ48時間ぐらい冷凍する。

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Step 4

冷凍庫から冷蔵庫に移し、冷凍に要した時間の2倍をかけて解凍する。冷蔵庫で解凍しないとラッパーに皺がついたり形が歪んだりするおそれがある。

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Step 5

ヒュミドールは乾いた布叉はブラシで掃除し、冷蔵庫から葉巻をヒュミドールに戻す。

シガースモカーにとって煙草虫の発生は、とてもショックで、残念なことですが、煙草虫は美味しい葉しか食べないということを肝に命じておきましょう。虫もつかない葉巻ではつまらないじゃないですか。

追記:虫によって開けられた穴が数個しかない葉巻なら吸うことは可能です。カットするときカップを広げて、ラッパーで穴を被ってしまえばいいでしょう。多少虫食いの葉巻でも味に問題はありません。

Posted: July 2nd, 2000   |   Category: 葉巻の知識